OdooのOSS活動に参加しよう!(理論編)― オープンコアとエコシステムのバランス

2024年6月のOdooオープントークで使用した資料です。「OSS活動に参加しよう」と言う前に、そもそもOdooのエコシステムがどういう構造で回っていて、なぜいま参加者が必要なのかを説明しています。

手続き寄りの内容ではなく、背景と理屈を扱う回です。

取り上げている内容

  • Odooの歴史とライセンスの変遷 ―― TinyERPからOpenERP、Odooへ。GPL、AGPLを経て2015年10月にLGPL+プロプライエタリのオープンコアモデルへ移行した経緯
  • なぜオープンコアに移ったのか ―― AGPL時代は開発元の収益確保が難しく、サービス販売に依存せざるを得なかった
  • ライセンスの違い ―― LGPLv3はプロプライエタリ機能を上に載せられる。AGPLv3は依存するコードにも同じライセンスが及び、ソースの入手可能性が求められる
  • Odooの発展サイクル ―― プロダクトの進化、ユーザベース獲得、マネタイズ、そして再投資という循環を、オープンソースがレバレッジしている
  • エコシステムの登場人物 ―― Odoo社、パートナー、その他事業者、OSSコントリビュータ、ユーザがそれぞれどう関わるか
  • Odoo社のフォーカスの変化 ―― オープンコア移行後、必然的に販売部門の声が大きくなった
  • いま懸念していること ―― 市場に接するスタッフやパートナーの多くがOSSエコシステムに無頓着に見え、新規参入パートナーがOSS活動に参加しない
  • ユーザにとって最悪のシナリオ ―― OCAモジュールでユーザ課題の6割は解決できるのに、そのエコシステムが死ねば個別開発のプロプライエタリ機能に戻ることになる
  • OSS活動に参加すべき理由と、参加しない理由を並べて検討する
  • まず誰にでもできること ―― コミュニティモジュールを使ってみる、使っていることをユーザに説明する、情報発信する

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