WeblateでのOdoo・OCA日本語翻訳の進め方

Odoo本体とOCAモジュールの日本語訳を、翻訳プラットフォームWeblateから改善するための作業要領です。コードを書かなくても始められる、もっとも入りやすいコミュニティ貢献の方法を、画面の操作手順に沿って説明しています。

OdooもOCAも同じWeblateを使いますが、登録の窓口も反映のされ方も異なります。この資料では両方を分けて扱っています。

Odooの翻訳について

  • 概要 ―― 翻訳はOdoo社の専任チームが管理し、数日おきにGitHubのOdooレポジトリへ反映される。チーム外の人は「提案」を出し、承認されると反映される
  • 準備 ―― アカウント登録後、translations@odoo.com へ申請する。近年は審査が厳しくなっているため、所属会社・ERP経験・翻訳経験を書き添える
  • 翻訳用のOdoo環境がない場合は、runbotの環境を利用できる
  • Weblateの構成 ―― プロジェクトがOdooのバージョンに、コンポーネントが各モジュールに対応する
  • 対象モジュールの特定 ―― 開発者モードのデバッグメニューからフィールドを確認し、「関連モジュール」がWeblateのコンポーネントに対応する
  • 検索クエリの書き方 ―― source: 原文、target: 訳文、component: コンポーネント名、project: プロジェクトのslug名。完全一致は = を付ける
  • 注意点 ―― 原文にタグが含まれる場合はタグを変更しない。消すと実行時エラーになる
  • 対応バージョン ―― メジャーバージョンすべてと最新のSaaSバージョンに提案を出す。新バージョンの翻訳は最新SaaSから取り込まれるため、ここを直さないと古い訳が残る
  • 訳語の品質ルール ―― コロンと括弧は半角、エラーやヘルプは敬体、項目説明は体言止めか常体、用語は過去訳をWeblateで検索して統一し、大幅な意訳は避ける
  • コンポーネント単位での翻訳ファイルのアップロード(「提案として追加」のみ)と、Odoo側で翻訳を最新化する手順

OCAの翻訳について

  • Odooとの違い ―― プロジェクトの単位はレポジトリとバージョンの組み合わせ、GitHubへの反映は毎日、そして承認を待たずに反映される
  • 準備 ―― GitHubアカウントで登録し、transbot@odoo-community.org へ希望言語を添えて連絡する(処理まで1週間程度)
  • 日本語の翻訳言語がまだ無いコンポーネントでは、自分で追加してから翻訳を始める
  • モジュール単位で作業することが多いため、翻訳ファイルのダウンロードとアップロードが便利

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