OdooV14.0の基本共通操作

これだけは覚えたいOdooの基本操作
2021年9月16日 by
OdooV14.0の基本共通操作
Ryoko Tsuda (QRTL)

Odooの環境が用意 でき、 基本設定 をした後は、Odooの画面をいろいろ触ってみましょう。

Odooは、どの画面でもほぼ共通の操作で動くように作られているので、基本的な操作はとても分かりやすく、すぐに覚えられると思います。

1.主なビューの種類


Odooのデータの表示画面には、いくつかのビュータイプがあり、それぞれ名前がついています。ビューの切り替え方やそれぞれのビューの特色を理解しておきましょう。

(0)ビューの切り替え方法

フォームビュー以外のビューは、画面右上のアイコンをクリックして、変更します。(画面により表示できるビュータイプは決まっています。)

プロダクト画面の右上にあるビュー切り替えアイコンを赤枠と矢印で示した画面

(1)フォームビュー

データの詳細を表示したり、データを作成・編集したりするときに表示されるビューのタイプです。

プロダクト「Acoustic Bloc Screens」のフォームビュー。上部にスマートボタンが並び、一般情報タブが開いている

プロダクトマスタのフォームビュー画面

(2)リストビュー(ツリービュー)

データを一覧で表示するビューのタイプです。表示したい項目を変更したい場合は、列名の右端の点3つをクリックし、プルダウンから項目を選択します。

プロダクトのリストビューで、列名右端の点3つから開いた項目選択のプルダウンを赤枠で示した画面

プロダクトマスタのリストビュー画面

(3)かんばんビュー

画像付きで一覧表示するビューのタイプです。

プロダクトのかんばんビュー。プロダクトごとに画像・価格・手元数量を載せたカードが並んでいる

プロダクトマスタのかんばんビュー画面

(4)グラフビュー

レポーティング機能で使われる分析向けのグラフ表示のビューのタイプです。左上のアイコンをクリックすることで棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフに表示を変更することができます。

販売分析のグラフビュー。左上にある棒・折れ線・円グラフの切り替えアイコンを赤枠で示しており、折れ線グラフが表示されている

販売分析のグラフビュー画面(メニュー「販売」>「レポーティング」>「販売」)

(5)ピボットビュー

レポーティング機能で使われる表計算様式の分析向けのビューのタイプです。

販売分析のピボットビュー。プロダクト別・地域別に税抜合計やオーダ数量を集計した表が表示されている

販売分析のピボットビュー画面(メニュー「販売」>「レポーティング」>「販売」)

2.検索/フィルタ/グループ化/お気に入り


(1)検索

検索バーに文字を入力すると、プルダウンで項目が表示されるので、検索対象の項目を選択します。

例えば、プロダクトマスタの画面で、プロダクトカテゴリに"sale"を含むプロダクトを検索したい場合は、プルダウンの中からプロダクトカテゴリを選択すると、プロダクトカテゴリに"sale"が含まれるプロダクトのデータが表示されます。表示するプロダクトカテゴリを特定したい場合は、左側の▶をクリックすると、"sale"を含むプロダクトカテゴリが表示され、選択することができます。

検索バーに"sale"と入力し、プルダウンで「プロダクトカテゴリ」を展開して候補を表示した画面

(2)フィルタ

フィルタボタンをクリックすると、プルダウンメニューが表示されます。フィルタをかけたい項目をクリックすると、対象のデータのみ表示されます。(販売メニューからプロダクトマスタを表示すると、デフォルトで「販売可」のフィルタが設定されています。)

「カスタムフィルタ追加」を選択する場合は、フィルタをかける項目と条件を指定し、適用ボタンをクリックします。

フィルタのプルダウンメニューで、カスタムフィルタ追加に「原価」「が次以上」「500」を指定した画面

フィルタが追加されました。フィルタを外したいときは、「×」ボタンをクリックします。

検索バーに追加された原価500以上のフィルタを赤枠で示した画面

(3)グループ化

グループ化ボタンをクリックし、プルダウンからグループ化したい項目を選択すると、その項目でグループ化されて表示されます。

かんばんビューの場合)

連絡先のかんばんビューを「会社」でグループ化した画面。グループ化のプルダウンメニューを赤枠で示している

リストビューの場合)

連絡先のリストビューを「会社」でグループ化した画面。会社ごとに折りたたみ可能な行が並んでいる

(4)お気に入り

よく使う表示条件をお気に入りとして保存しておくことができます。表示条件を指定した状態で「お気に入り」ボタンをクリックし、名称を入力して保存ボタンをクリックします。

「デフォルト使用」にチェックを入れると、この画面を開くときこの表示条件が設定されます。

「全ユーザと共有」にチェックを入れると、他のユーザも保存した条件を使用することができます。

お気に入りのプルダウンメニューで、名称の入力欄と「デフォルト使用」「全ユーザと共有」のチェックボックスを赤枠で示した画面

「お気に入り」のプルダウンメニューに表示されるようになり、選択すると検索バーに保存した名称で表示されます。

保存したお気に入りが、お気に入りのプルダウンメニューと検索バーの両方に表示された画面

3.画面操作


(1)ヘルプテキストの表示

項目名にカーソルを合わせると、ヘルプテキストが表示されます。

※ 開発者モードを有効にしていると、項目・オブジェクトなどについても表示されます。

「プロダクトタイプ」にカーソルを合わせて表示されたヘルプテキスト。項目名やオブジェクト名などの開発者向け情報も含まれている

(2)シークエンス(表示順)の変更

「+」マークの付いたリストビュー画面では、十字マークをドラッグすることで表示の順番を変更することができます。

リストビューの行頭にある十字マークを赤枠で示した画面

(3)ページ表示データ件数

1ページの表示データを変更したい場合は、画面右上のページ表示件数を変更します。

例えば、この画面では、"1-515"に変更すると、全データが1ページに表示されます。

画面右上のページ表示件数「1-80 / 515」を赤枠で示し、編集できる状態にした画面

(4)パンくずリスト

Odooでは、画面から別の画面へ飛ぶリンクやボタンがついていますが、その画面遷移が画面上部に表示されます。

下の画像は、「顧客マスタ→選択した顧客のフォームビュー→販売ボタンからオーダ画面→選択したオーダのフォームビュー→配送ボタンから配送画面」の順に画面を遷移した場合の例です。各リンクをクリックすることで、その画面に戻ることができます。

画面上部のパンくずリスト。顧客からオーダを経て配送WH/OUT/00015に至る各リンクを赤枠で示している

(5)コピー

データを複製するときは、フォームビューでアクションメニューから「複製」ボタンをクリックします。

見積画面の「アクション」プルダウンメニューで「複製」を赤枠で示した画面

※ 補足

複製すると、複製されたデータの名称の後ろに ”(コピー)”が追加されます。表示言語で修正しても、その他の言語の名称については修正されず、”(コピー)”が付いたままになりますので、ご注意ください。

「翻訳:name」ダイアログ。English (US)の値にのみ「(コピー)」が付いており、赤枠で示されている

修正するときは、名称横の言語名をクリックし、各言語の名称を修正します。

(6)アーカイブ

マスタデータをアーカイブしたいときは、①リストビューで対象のデータを選択し、②アクションボタンからアーカイブをクリックします。

リストビューで3件のデータを選択し(①)、アクションメニューから「アーカイブ」を選ぶ(②)画面

一度アーカイブしたデータを表示したいときは、フィルタボタンのプルダウンメニューから「アーカイブ済」をクリックします。

フィルタのプルダウンメニューで「アーカイブ済」を赤枠で示した画面

(7)インポート・エクスポート

データをインポートするときは、お気に入りボタンから「レコードをインポート」をクリックします。

お気に入りのプルダウンメニューで「レコードをインポート」を赤枠で示した画面

データをすべてエクスポートしたいときは、左上の「すべてエクスポート」ボタンをクリックします。全データについて、表示・選択している列項目がエクスポートされます。

「作成」ボタンの隣にある「すべてエクスポート」ボタンを赤枠で示した画面

データや項目を選択してエクスポートしたいときは、①データを選択し、②アクションボタンから「Export」をクリックします。

リストビューで4件のデータを選択し(①)、アクションメニューから「Export」を選ぶ(②)画面

(8)ショートカットキー

Odooの画面でAltキーを押すと、メニューやアイコンの上にグレー背景の英数字のショートカットキーが表示されます。英字の場合はAltキー+英字、数字の場合はAltキーとShiftキーと数字を押すと、そのボタンをクリックしたのと同じ状態になります。キーボードから手を離さずにOdooを操作することができるので、慣れると便利な機能です。

Altキーを押した状態の画面。メニューやボタンの上にグレー背景のショートカットキーが重ねて表示されている

4.メニュー検索機能


Odooのメニュー画面で検索したい字句を入力するとその文字を含むメニューが表示されます。メニューがどこに入っていたか曖昧な時などに便利です。

①最初のメニュー画面で検索したい文字を入力します。入力スペースは表示されないので、どこに入力しても大丈夫です。

Odooの最初のメニュー画面。アプリのアイコンが並んでいる

②入力した文字を含むメニューが表示され、メニューをクリックすると、その画面に飛ぶことができます。

「販売」と入力した結果、その文字を含むメニューが一覧表示された画面

※ この機能は、Odooのエンタープライズ版になりますが、 OCAモジュールweb_responsiveをインストールすると、下の画像のような同様の機能が使えます。

web_responsiveを入れたときのアプリ画面。「Search menus...」の検索ボックスの下にアプリアイコンが並んでいる

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