Odooは電子帳簿保存法に対応していますか？

※2022年1月時点では、まだ2022年1月1日の電子帳簿保存法改正後の運用実績や監査/査察に関する情報が乏しいため確実なことが言えるわけではありませんが、おそらく問題なく対応しているという認識でおります。

" 電磁的記録について訂正又は削除を行った場合に、これらの事実及び内容を確認することが できるクラウド等（注１）において、入力期間内にその電磁的記録の保存を行ったことを確認す ることができるときは、タイムスタンプの付与に代えることができることとされました。 （注１） 訂正又は削除を行うことができないクラウド等も含まれます。"

（参考・出典）
国税庁　電子帳簿保存
ホーム＞法令等＞その他法令解釈に関する情報＞令和３年度税制改正による電子帳簿等保存制度の見直しについ
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/12.ht
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/pdf/0021005-038.pd

どのようにデータの訂正又は削除の履歴を確認できますか？

以下の２つの機能をご紹介します。

(１)  主に業務ご担当者が状況を確認する際に利用されることが多い、チャターと呼ばれるログを確認することができる機能

(２)  主に監査用に確認するケースで利用されるAudit Log(監査ログ)という機能

(１)  主に業務ご担当者が状況を確認する際に利用されることが多い、チャターと呼ばれるログを確認することができる機能

チャターの機能自体は内部用のメモやチャットを目的とした機能ではございますが、その日時が残るため、タイムスタンプとして利用することも可能です。

例えば請求書において、どのユーザが、いつ、どの処理(作成・確認・送信など)を行ったのかがログとして残り、確認することが可能です。

※請求書に限らず、購買や販売や配送などの各処理において操作ログを確認することが可能になっています。

※お客様によっては、このチャターに関係書類のPDFを添付することで、ログを残す運用とされているケースもございます。

デモ環境にて実際の画面でもご確認いただけます
(ログイン ユーザ：demo/パスワード：demo)
https://demo14.cloudoo14e.site/web#action=207&cids=1&id=19&menu_id=476&model=account.move&view_type=form
※ホーム＞会計＞顧客/請求書＞INV/2022/01/0001

(２)  主に監査用に確認するケースで利用されるAudit Log(監査ログ)という機能

システムを利用する従業員の操作のうち、特にログとして残しておきたい操作を任意で設定し、ログとして取得可能な機能です。

添付画像の例では、勤怠情報のうち、従業員が出退勤時刻のレコードを作成した場合、上書きした場合にログを残すように設定して利用しているケースです。

↓Audit Log(監査ログ) の設定画面（設定例）

↓Audit Log(監査ログ) のログ確認画面（ログの例）

Audit LogのモジュールはOCAのモジュール※1※2です。

※1.OCA：Odoo Community Association、Odooの共同開発を行っている有志の非営利組織
※2.OCAモジュール：ライセンスに同意いただくことで無料でご利用いただける機能

使い方の詳細はこちら：Auditlogモジュール機能紹介