オープンソースERP Odoo概要

Odooの導入を検討するチーム向けに、エディション、ライセンス、OCAコミュニティ、費用、プロダクトライフサイクルまでを、特定のベンダーに偏らない中立的な視点で解説します。

最終更新:2026年6月

Odooとは

Odoo(オドゥー)は、ベルギーのOdoo S.A.社が開発する、統合された業務アプリケーション群(ERP)のオープンソース製品です。PythonとPostgreSQLで構築された単一のプラットフォーム上で、販売・会計・在庫・製造・人事・CRM・ECなどを幅広くカバーし、Webブラウザから利用します。クラウドでも自社サーバーでも運用でき、Odooの公表では世界で1,600万人以上が利用しています。

プロダクト思想

Odooは、多機能な単一システムを細かく設定して使うよりも、目的特化のモジュールを組み合わせて機能を追加する「モジュール性」を重視します。また、長期的な安定性よりも、進化のスピードと相互運用性を優先し、毎年メジャーバージョンをリリースします。そのためOdooは変化が速く柔軟である一方、バージョンアップはまれな出来事ではなく、運用に織り込んでおくべき定例の作業になります。

Odooで提供される機能

Odooは、ひとつのデータベースを共有する統合アプリとして、企業の主要な業務領域の多くをカバーします。販売・CRM、会計・請求、在庫・製造、購買、プロジェクト、人事、マーケティング、Webサイト・EC、POSなどです。各アプリが単一プラットフォーム上で連携するため、個別の連携開発なしにデータが相互に流れます。

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