基本情報
- モジュール名: base_model_restrict_update
- ライセンス: LGPLv3
- オーサー: Quartile Limited
- レポジトリ: https://github.com/OCA/server-tools
- 利用可能バージョン (2025年8月時点): 12.0、14.0、15.0、16.0(未マージ状態)、18.0(未マージ状態)
利用用途
特定のモデルに対して、グループごとに更新制限(編集/作成/削除)を設定できます。
特定のユーザに読み取り専用のステータスを持たせ、上記で設定したモデルを一括して更新できなくすることもできます。また、このうち一部のモデルを更新制限の対象外とすることもできます。
Odooの標準機能では、各業務領域で管理者権限を持っているとマスタデータ(顧客やプロダクトなど)の更新ができますが、業務上の役職とシステムの設定管理権限は分けたいこともよくあります。そのような場合に使える機能です。
設定方法
モデルの更新権限を特定のグループに制限したい場合:
- 設定 > 技術設定 > データベース構造 > モデル に移動
- 対象のモデルのフォームビューを開き、更新制限モデル を選択
- 制限の対象外とするグループを 更新許可グループ に割り当て
特定のユーザーの更新権限を取り消したい場合:
- 設定 > ユーザーと会社 > ユーザー に移動
- 対象ユーザーのフォームビューを開き、読み取り専用ボタンをクリック
一部のモデルを読み取り専用の対象から除外したい場合:
設定 > 全般設定 に移動し、権限セクション内の Excluded Models from Read-only(読み取り専用から除外するモデル) を更新する。
複数ある場合は、モデル名をカンマ区切りで入力します
例:sale.order,sale.order.line