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税丸め方法の設定を可能にする- account_tax_rounding_method

基本情報

  • モジュール名:  account_tax_rounding_method
  • ライセンス: AGPL-3
  • オーサー:  Quartile
  • レポジトリ:  https://github.com/OCA/l10n-japan
  • 利用可能バージョン (2025年9月時点): 16.0, 17.0 


利用用途

このモジュールは、請求書や販売オーダ、購買オーダなどのビジネス文書におけるの消費税の丸め計算方法を設定する機能を提供します。四捨五入(デフォルト)、切り上げ、切り下げの丸め計算方法がサポートされます。

サポートされるのは「外税」のみであり、税丸め方法の設定は 「オーダおよび請求書での税額計算」設定の 「全体で丸め」オプションでのみ適用されます。日本では 「明細ごとに丸め」オプションが使用されないことを前提としています。

※ 補足:適格請求書の要件として、「適格請求書の記載事項である消費税額等に1円未満の端数が生じる場合は、一の適格請求書 につき、税率ごとに1回の端数処理を行う」とあるため、日本ではドキュメント単位で端数処理をする「全体で丸め」を選択する必要があります。


設定方法

①.「請求(会計)」>「設定」>「管理設定」で「丸め方法」と「税丸め方法」を設定する。

・丸め方法:必ず「全体で丸め」を選択
※ 「明細ごとに丸め」を選択した場合、このモジュールの機能は有効にはなりません。

・税丸め方法:四捨五入、切り上げ、切り捨てから任意の丸め計算方法を選択


②.「連絡先」の「請求」タブで「税丸め方法」を設定する

四捨五入、切り上げ、切り捨てから任意の丸め計算方法を選択する。

※ 取引先に「税丸め方法」の設定がない場合、①で設定した会社レベルの「税丸め方法」が適用されます。



機能説明

販売オーダ、購買オーダ、顧客請求書、仕入先請求書、また、OCAモジュールの合計請求書(l10n_jp_summary_invoice)などの消費税計算時に、「税丸め方法」で指定した計算方法でドキュメント単位で税額が計算されます。


例) 切り捨て設定にした場合

4,899×10%=489.9 ⇒切り捨て⇒ 489円


例) 切り上げ設定にした場合

13,881×10%=1,388.1 ⇒切り上げ⇒ 1,389円

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