Odoo社のビジョン・戦略

Odoo Experience 2020 キーノートセッション2日目
2020年10月13日 by
Odoo社のビジョン・戦略
Ryoko Tsuda (QRTL)

2020/9/30~10/1にかけて、Odoo Experience 2020がオンラインにて開催されました。2日目のFabien(Odoo創始者ファビエン)のキーノートスピーチではOdoo社のビジョンと戦略が紹介されました。

Odoo社の前身は、2005年Fabien氏により設立されました。2007年には10人の社員だったのが、現在では1,000人、年成長率は67%以上です。

Odooに携わる人々


Odoo社の社員 1,000人、3,000社のパートナーで働く人 41,800人、コミュニティに関わる人 35,000人、Odooのユーザ6,600,000人もの方々がOdooに携わっています。



Odooのライバル


OracleのライリーCEO。
Oracle Fusionで 6,000、Oracle Netsuiteで 15,000、合計 21,000の顧客がいます。
対して、Odooは6,600,000のユーザです!


NetSuiteに30のアプリケーションがあるのに対して、Odooには60のコアアプリケーションと26,000以上のアプリケーションがアプリストアにあります。ビジネス向けのアプリとしては世界最多で、そのほとんどがオープンソースです。



Odoo V14.0


14.0は今までで一番のリリースです。Version 13.0では、13の新しいアプリケーションをリリースしました。14.0では新しいアプリケーションはひとつだけですが、代わりに、ユーザビリティやパフォーマンスが大きく改善されています。



今後のOdoo開発方針


売上増加を目指すような機能よりも、ユーザが喜ぶような機能の開発にフォーカスします。

高い付加価値をリーズナブルな価格で提供します。



ERP業界におけるOdooのポジショニング


Odooのマーケティング部門は20人だけなのでブランディングについては弱いかもしれませんが、機能や技術的な品質、価格、ユーザが使いやすいかどうかについては、他のERPを圧倒していると認識しています。



5年以内にOdoo関連の仕事が400,000人になります。それを担う人を育てるために、e-learningに力を入れていきます。



Odooと従来のERPの違いは、Odooのユーザはhappyであるということ!



Odooの今後が楽しみですね!

中小企業向けの業務システムはこれからまだまだ伸びる余地が残されているので、Odooは今後ますます伸びていくでしょう!

Odoo社のビジョン・戦略
Ryoko Tsuda (QRTL) 2020年10月13日
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